幼児期は子どもの発達にとって非常に重要な時期です。特に、2~6歳の時期は身体や運動能力が急速に成長するため、適切な運動習慣を身に付けることが大切です。本コラムでは、体操教室に何歳から通わせるべきかをご紹介します。
スキャモンの発育曲線から見る体操教室を始めるタイミング
1.体操教室を始める適切な年齢とは?
この画像は、スキャモンの発育曲線(子供がどのように発育していくのか?) を示したグラフです。いわゆる運動神経は、神経型と呼ばれています。スキャモンの発育曲線によれば、運動機能(神経型)の発達は幼児期に急激に進みます。特に、2~6歳の時期は神経系の発達が著しく、バランス感覚や協調性が伸びる時期です。したがって、体操教室を始めるにはこの年齢が理想的です。
2.理想は3~5歳の間に始める事
さて、先述した様に、2歳~6歳の間に体操教室を習わせることが理想です。しかし、3歳ごろから始めることが理想かもしれません。2歳ではまだ団体行動などもできない年齢で、親御さんが重い絵描いているようなレッスンは出来ないことが多いです。2歳の内は自宅で一緒に手遊びなどを行う方が子どもにとって良い経験になりやすいです。
文部科学省が推奨する幼児期の基本動作
文部科学省が推奨する幼児期の基本動作
1.体操教室で身につく基本動作とは?
上記の画像は、文部科学省が推奨している、運動遊びの中で取り入れたほうが良い動き36動作をまとめたものです。この基本動作は、子供の運動能力に直結します。幼児期に基本動作を習得することで、その後のスポーツや日常生活での活動がスムーズに行えるようになります。
2.なぜ基本動作が重要なのか?
泳ぐ・投げる・打つなどはスポーツ動作に直結するイメージがわきやすいと思います。しかし、その他はどうでしょう?
例えば、基本動作の1つである「ぶら下がる」
学校行事であれば「綱引き」などに必要ですし、スポーツで言えば柔道に繋がりますし、引くという動作は背筋力を使います。背筋力を鍛えれば、姿勢改善などにも効果的です。この様にスポーツにも、日常生活にもとても貢献してくれる動作なのです。
3.家庭でもできる基本動作の取り入れ方
体操教室に通うだけでなく、家庭でも基本動作を取り入れた遊びを取り入れると、子供達にとって良い練習になります。やはり、たくさん量をこなすことは大切なのです。
また、運動神経の発達のみでなく、親子の触れ合いが子供の健全な発育に重要な役割を担うのです。にじいろスポーツアカデミーが実際に行っている工夫を少し共有していきます。
- 洗濯物リレー
お家で洗濯物をする時に、子供にリレー方式でお手伝いしてもらう方法です。基本動作の「渡す」に該当します。にじいろスポーツアカデミーでは、練習で使用した道具を片付ける時に行う事があります。遊びながら家事が進むのでお勧めです。
- 忍者ゲーム
保育園やお買い物の帰り道、道路の白線の上を忍び足で歩くゲームです。こちらは「渡る」に該当します。にじいろスポーツアカデミーでは、教室の床にテープを引いて、その上を進む形で実施しています。意外と盛り上がるのでこちらもお勧めです!
質の良い体操教室の選び方
1.保護者とのコミュニケーション頻度
保護者とのコミュニケーションが充実している事も質の高い教室の条件と言えます。特に観覧している保護者がレッスンの様子を見て子どもと笑っている教室はとても質が高いと言えます。
2.何歳からでも安心できる指導環境
質の高い体操教室は、子ども一人ひとりの発達段階に応じた指導を提供するだけでなく、子供達がいかに安全かつ楽しくレッスンができるかを大切にしています。体験へ行った際に質問してみる事も良いでしょう。
3.自宅でできる運動プログラムの提案
教室だけでなく、自宅でも取り組める運動プログラムを提案してくれる教室を選ぶと、家庭と教室で一貫した運動習慣が身につきます。体操教室は何歳から始めるかに加えて、家庭でのサポートが重要です。子供の健全な育成にも関わるのでぜひ確認してみて下さい。
まとめ
今回子供が何歳になったら体操教室に通わせたら良いのか?またその理由はなぜか?主にこの2点をご紹介していきました。
結論から言えば、3~6歳の間が理想的です。また、教室の時間だけでなく自宅でも復習してあげると楽しく練習でき、子供の運動神経の発育に大きく貢献してくれます。
にじいろスポーツアカデミーでは、少人数ならではのサポートも充実していますので、お気軽にご相談ください!
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