子どもの習い事、どれくらい続けてる?
平均年数から見えてくる、本当に意味のある「続ける力」
習い事の「平均年数」はどれくらい?
多くの子が1~2年で辞めている現実
どもの習い事は今や当たり前の時代。文部科学省の調査や各種教育メディアによると、習い事の平均継続年数は2年程度。特に低学年のうちは「とりあえず始めてみたけれど、子どもが飽きてしまった」「通うのが面倒になった」「思っていたのと違った」などの理由で、1年未満で辞めてしまうケースも多く見られます。
一方で、長く続けている子の背景には、「楽しいと感じられる」「成果が出て自信につながる」「先生や仲間との関係が良い」といった心理的な充足があります。つまり、「続けられる」習い事には、子どもの自己肯定感や成長を支える要素が詰まっているのです。
都市部特有の事情「3年生までに習い事をやめる」理由
東京都心や神奈川・大阪などの都市部では、特に「中学受験」が子育ての大きなテーマ。多くのご家庭が小学校3年生までに、習い事を整理し始める傾向にあります。
これは、4年生以降に受験塾が本格化するためです。受験に集中するには、平日の習い事は負担になりがち。「せっかく始めた習い事をやめなければならない」という状況に直面する子どもも多く、短期での辞退が当たり前になりつつあります。
5年間という「区切り」をどう活かすか?
平均年数が約3~5年、受験準備を考えると3年以内で終了する子が多数。だからこそ、私たち大人が考えなければいけないのは、**「その短期間で、何を子どもに届けるか」**です。
習い事は、単なるスキル習得の場ではありません。そこで出会った「できた!」「ほめられた!」「がんばったら成長した!」という小さな経験の積み重ねが、子どもが自分を信じる力=自己肯定感を育てていきます。3年間でも十分。その期間を“意味のある時間”に変える工夫が、習い事には求められているのです。
自己肯定感が育つ習い事とは?
「うまくなる」より「好きになれる」が先
習い事の継続年数に大きく関わっているのが、「楽しいかどうか」。一方で、現代の親はつい「成果」や「上達」を求めすぎる傾向もあります。
しかし子どもにとっては、「上手か下手か」よりも、「できた!」「楽しかった!」という感情の記憶の方がずっと大切。にじいろスポーツアカデミーでも、「まず好きになる」「チャレンジが怖くない環境をつくる」ことを何よりも大切にしています。
運動が苦手」→「ぼくでもできた!」への転換
とくに運動分野では、「他の子より走るのが遅い」「ボールがうまく扱えない」などから、自己肯定感を下げてしまうお子さんも少なくありません。
にじいろスポーツアカデミーでは、「比較されない」「叱られない」「ひとりひとりの“できた”を見逃さない」指導を徹底しています。これは、運動が得意な子の才能を伸ばすだけでなく、「運動に苦手意識のある子にも自己効力感を与える」ことが目的。
子どもは、自信がつけば、自然と意欲的に体を動かし、習い事も継続しやすくなります。ここが、平均年数を超えて「続けたくなる」秘訣です。
親の「期待」がプレッシャーになる前に
親として「やるからには上達してほしい」「周囲より遅れてほしくない」と思う気持ちは自然です。しかし、この“期待”が過度になると、子どもは義務感で習い事に通うようになります。
習い事の意義は「子どもの心が動く体験」にあります。子どもが「やってみたい」と思える環境、「失敗しても大丈夫」と思える空気づくり。にじいろスポーツアカデミーでは、親御さんとも連携し、こうした前向きな習い事体験を支えています。
にじいろスポーツアカデミーが目指すもの
中学受験前の「心の土台づくり」に
にじいろスポーツアカデミーに通っている多くの子どもたちが、小学校3年生くらいまでの期間を中心に活動しています。これは、前述の通り受験準備の影響もあります。
でも、たとえ3年間でも、「運動って楽しい!」「できるようになった!」という成功体験があれば、受験のプレッシャーにも負けにくいしなやかな心が育ちます。これは、机に向かう力や自己管理力にもつながる、受験準備の“土台”とも言えるのです。
平均年数にこだわらない“卒業”の考え方
「うちの子、続かなかったから失敗だったかな……」という声を時折耳にしますが、それは大きな誤解です。
習い事は「何年続けたか」よりも、「その期間でどんな気づきや感情を得たか」が大切。にじいろスポーツアカデミーでは、お子さんがやりきった、満足したと思えたら、それは立派な“卒業”と考えています。
結果として平均より短くても、「自己肯定感をもって別の世界に進めた」なら、それは大成功です。
最初の習い事」に選ばれる理由
にじいろスポーツアカデミーは、初めての習い事として選ばれることが多いのも特徴です。運動が苦手でも、怖がりでも、人見知りでも――どんなお子さんでも安心して「チャレンジできる環境」が整っているからです。
また、子どもたちが楽しみながら成長していけるように、学びのステップを細かく設計しているため、小さな達成感を何度も味わえる工夫があります。これが、短期間でも深い成長を支える理由です。
何年続けたか、よりも「何を感じたか」
子どもの習い事の平均継続年数は、2〜3年。しかし、その時間の中で「自信がついた」「運動が好きになった」という体験ができれば、それは生涯の宝物になります。
にじいろスポーツアカデミーは、子どもたち一人ひとりの「自己肯定感を育む」ことを第一に考え、限られた期間の中でも最大限の成長と笑顔を引き出す環境を整えています。
中学受験前の貴重な時間、心と体を育む習い事として、私たちはこれからも子どもたちと向き合い続けます。
NIJIIROスポーツアカデミー
齋藤(けんとら)